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紅月 ~scarlet moon~

ここは、セーラームーンの2次創作小説(駄文)と語りがメインのブログです。 推奨CP まもうさ
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セラムン2次駄文 長編 第一幕(1)

このブログを作ろうと思った最大の理由は、書きたいものがあったからです。

それは、アニメの続き。(スターズ後です)

自己満足であり、人に見てもらえるものでもないと思っています。
一応プロットは出来ていますが、完成するかも微妙なものです。

主人公は地場衛です。
登場予定は内部、外部などです。

スターズからしばらくたったところから始まります。
自分でも駄文だと思っています。

駄文でも読むと言ってくださる方は下の続きからお読みください。


セーラームーン I 第一幕(1)

 
 



「あなたは誰?」




その一文に一瞬文を読む衛の目が止まる。
「まもちゃん、聞いてる?」
衛は彼女の声に顔をあげた。
「ああ」
少し気の無い衛の返事が気に入らないのか、うさぎはほっぺをぷぅっと膨らませた。
「明日から春休みなんだよ~って言ったの聞いてた?まもちゃん」
衛はその言葉は何度も聞いたとは言わずにうなずいた。

『お前は誰だ?』

「え?」
「まもちゃん?」
衛が急に後ろを見るとうさぎはきょとんとして、「何かあった?」と聞いた。
「いや・・・」
衛は気のせいだったかと、体を戻す。

『彼女は誰だ・・・?』

「セレニティ・・・」
うさぎを見て衛は絶句した。
彼の声は彼自身にも聞こえないほど小さな声だったが、確かにセレニティと言った。
目の前にいたのは白いドレスを身に纏ったセレニティだった。
セレニティに見えた。衛の目には。
彼女はセーラームーン。そして、プリンセス・セレニティである。
しかし今は変身していないはずだ・・・。

「どうしたの?」
「どうしたのです・・・?」

声が。言葉が。かぶって聞こえる。
衛は痛む頭をおさえた。
「俺は地場衛。彼女は月野うさぎ・・・だ」
自分にも届かない声でそうつぶやいて、彼女を見た。
「まもちゃん、頭痛いの?」
そう心配する姿はうさぎだった。
「大丈夫。少し・・・・・・疲れてるだけだよ」
「本当?」
「ああ」
「そっか。じゃあ、もろちゃん、今日は帰ってゆっくり休んで?」
うさぎは精一杯の笑顔で言う。
自分でもこわばってしまったのがわかったが、衛は微笑んでくれた。
「ああ。ゴメンな。春休み中はたくさんデートしような。
うさこ、行きたい所考えておいてよ」
「うん!」
衛の言葉に今度は本当に笑顔で返事ができたうさぎは、
少し上目遣いに彼を見た。
「まもちゃん、今日の夜電話しても平気?」
「ああ。待ってる」
衛も笑って返事をする。
軽く手を振って歩いていく衛をうさぎは見送った。


『あなたはだぁれ・・・?』

「え・・・・・・・?」




第一幕(2)へ



中途半端に切れていて申し訳ないです。
第一幕のはじめをイメージしてもらえれば幸いです。

まだ衛とうさぎしか出てきていませんが、次は内部他が出てくる予定です。
今回の話はキーワードとして自分は誰かを考えて作っています。

感想などいただけたら嬉しいです。



 
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