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紅月 ~scarlet moon~

ここは、セーラームーンの2次創作小説(駄文)と語りがメインのブログです。 推奨CP まもうさ
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セラムン2次駄文 アニメ Act2

アニメを久しぶりに見るためにようつべ見てました。
字幕ってけっこう勉強になりますね。

アニメと漫画をミックスしたお話の第2話です。
しかし、漫画の2話は亜美ちゃん登場になってしまうので、
ここからはアニメを小説にしたものになります。

駄文は続きからどうぞ



セーラームーン Act2












「痛!」

「!あ、ごめんなさ・・・」

「・・・・・・30点?」

「あ~!」

「もっと勉強しろ、おだんご頭」

「よ、よけーな、お世話よ」

「べーっだ!」
 


Act2

  

「・・・・・・」

いつもどおりの朝でない。

頭痛のあった翌日にいつもあった疲労感、気分の悪さが無い。

そして一番違うのが、彼女を夢で見なかったこと。

「・・・あんな変な体験したからか」

衛は苦笑しながら先ほど見た夢の女の子を思い出した。

人生初で最後であろういきなり頭にテスト用紙が降ってくる体験をしたせいか、
夢にまで見てしまった。

確実に人生初の体験といえるので、苦笑できたのかと思いながら新聞を広げた。

特に変わった事件はない。
今日も幻の銀水晶の手掛かりを探しに行きたいが、
今のところ情報がまったくといっていいほど無い。

焦りは禁物だが、やはり気持ちは急いてしまう。

コーヒーをのんびり飲みながら今日のすべきことを考えていく。

「やはり、情報収集か」

そう決めると衛は家を出て大学へ向かった。
今日は選択科目のみの時間割だ。

教室に入ると何人か知っている人がいたので挨拶し、前に座って本を取り出した。

本の中身に集中していると講義が始まった。

「えぇ~、今日は先週の続きから・・・・・・」 




☆☆☆



大学を終えて、十番の街をのんびり歩く。

特に目的地があるわけではない。

何か感じることがないか、何か気配がするのではと、彼はゆっくり歩いていた。

歩き始めてだいぶたった頃、何か妙な気配がした。

少しペースを落として歩き出す。

「―――――――――――行く!」

角を曲がってちょうど大きい道に出た時、なぜか聞き覚えのある声が聞こえた。 



コツッ 



「痛っ」

急に衛の頭に靴(女物)が降ってきた。

上手い具合にかかとが頭にあたったため少し痛そうだ。

「やっば」

靴を飛ばした張本人の少女も、その声に反応する。

少し痛そうな声に悪いことをしたという自覚があったのだ。

衛は頭に乗った靴を取ると振り向く。文句の一言でもと思ったのだろう。

「また、あの変なヤツだ」

彼女は昨日テストをぶつけた彼を覚えていた。もちろん

『もっと勉強しろ、おだんご頭』

という言葉も覚えていた。

「痛いじゃないか、このおだんご頭」

衛もまた頭に何か降ってくると予想していなかったため、かなり驚いた。

そのため、集中が切れてしまい妙な気配もわからなくなってしまった。

彼が文句を言うのもしかたがない。

「あんたそれしか言えないの!」

おだんご頭ばかり言われるのに、なぜかムカッとして、文句を言ってしまう。

「もっとお淑やかにしないと、ボーイフレンドもできないぞ!」

「む~~~」

彼女は顔を少し赤く染めながら、目の前の彼の顔を見る。

反論はできない。片思いのゲーセンのお兄さんはいるものの、彼氏ではない。

その言葉に反論できなかったので、無言で靴を奪い返す。

衛は靴を返したので、もう何も言うことは無いと彼女に背を向けて歩き出す。

「おおきに、ありがとさん!べ~~~~!!」

衛は苦笑しながら歩いていた。

少女は顔を赤く染めながらも、年上の自分に対等に話そうとする頑張りというか、度胸に不思議とかわいいと思ってしまったからだ。

妙な気配もわからなくなってしまった。

「ふぅ」

今日は何も手掛かりの無いままだとため息をつきながら、
公園をぼんやりと眺め、帰ろうと家へ向かって歩き出した。 

「!」 

また声が聞こえた。あの懐かしい声だ!

人に見られないように、公園の木々の中で衛は懐の赤い薔薇を取り出すと高く掲げた。

昨日のように。ずっと変身してきたように。

タキシードにマント。顔にはマスク、頭にシルクハットをかぶった姿に衛は変身した。



☆☆☆



目的地は妙な気配を感じたあの場所だ。 

「ああぁぁぁ!」

店の中に入るとセーラームーンが少年たちに囲まれていた。

少年たちは以前と同じように操られているのだろう。 



ッシュ! 



タキシード仮面は薔薇を化け物に投げつける。

「ま、また邪魔者か・・・誰だ?」

「タ、タキシード仮面!」

セーラームーンは倒れた少年たちを避けながら、タキシード仮面を見て呼んだ。

また会えた。また助けてもらった。

そんな気持でぼーっと立ってしまっていた。

タキシード仮面はそれに答えず、化け物に薔薇を投げつけた。

「目の前の敵に集中しろ!」

「は、はい!」

彼女は額にあるティアラを取り、叫んだ。

「ムーンティアラアクション!!」

化け物に光るティアラが当たるとまた砂になって消えていった

「・・・・・・さらばだ」

化け物が消えたのを見届けてから彼女に声をかけた。

彼女が何か言う前に、その場を離れた。 

あの妙な感覚の主はあの化け物らしい。

そして、あの懐かしい声は・・・・・・セーラームーンなのかもしれない。

「何かが、始まった・・・・・・のか・・・?」






3話へ




初期の二人の会話大好きで、今回全部入れてみました。
皆さん、覚えているでしょうか?
うさぎの素直じゃないところがかわいいですよね。
R以降のあのラブラブからは想像出来ない衛の態度も好きです。

久しぶりにアニメ見てみたら、記憶と違うことに気がついてちょっとショックでした。
やっぱり全部覚えれてないものですね。



感想などいただけると嬉しいです。






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