紅月 ~scarlet moon~
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
セラムン2次駄文 アニメ Act2
字幕ってけっこう勉強になりますね。
アニメと漫画をミックスしたお話の第2話です。
しかし、漫画の2話は亜美ちゃん登場になってしまうので、
ここからはアニメを小説にしたものになります。
駄文は続きからどうぞ
セーラームーン Act2
「痛!」
「!あ、ごめんなさ・・・」
「・・・・・・30点?」
「あ~!」
「もっと勉強しろ、おだんご頭」
「よ、よけーな、お世話よ」
「べーっだ!」
Act2
「・・・・・・」
いつもどおりの朝でない。
頭痛のあった翌日にいつもあった疲労感、気分の悪さが無い。
そして一番違うのが、彼女を夢で見なかったこと。
「・・・あんな変な体験したからか」
衛は苦笑しながら先ほど見た夢の女の子を思い出した。
人生初で最後であろういきなり頭にテスト用紙が降ってくる体験を
夢にまで見てしまった。
確実に人生初の体験といえるので、
特に変わった事件はない。
焦りは禁物だが、やはり気持ちは急いてしまう。
コーヒーをのんびり飲みながら今日のすべきことを考えていく。
「やはり、情報収集か」
そう決めると衛は家を出て大学へ向かった。
今日は選択科目のみの時間割だ。
教室に入ると何人か知っている人がいたので挨拶し、
本の中身に集中していると講義が始まった。
「えぇ~、今日は先週の続きから・・・・・・」
☆☆☆
大学を終えて、十番の街をのんびり歩く。
特に目的地があるわけではない。
何か感じることがないか、何か気配がするのではと、
歩き始めてだいぶたった頃、何か妙な気配がした。
少しペースを落として歩き出す。
「―――――――――――行く!」
角を曲がってちょうど大きい道に出た時、
コツッ
「痛っ」
急に衛の頭に靴(女物)が降ってきた。
上手い具合にかかとが頭にあたったため少し痛そうだ。
「やっば」
靴を飛ばした張本人の少女も、その声に反応する。
少し痛そうな声に悪いことをしたという自覚があったのだ。
衛は頭に乗った靴を取ると振り向く。
「また、あの変なヤツだ」
彼女は昨日テストをぶつけた彼を覚えていた。もちろん
『もっと勉強しろ、おだんご頭』
という言葉も覚えていた。
「痛いじゃないか、このおだんご頭」
衛もまた頭に何か降ってくると予想していなかったため、
そのため、
彼が文句を言うのもしかたがない。
「あんたそれしか言えないの!」
おだんご頭ばかり言われるのに、なぜかムカッとして、
「もっとお淑やかにしないと、ボーイフレンドもできないぞ!」
「む~~~」
彼女は顔を少し赤く染めながら、目の前の彼の顔を見る。
反論はできない。片思いのゲーセンのお兄さんはいるものの、
その言葉に反論できなかったので、無言で靴を奪い返す。
衛は靴を返したので、
「おおきに、ありがとさん!べ~~~~!!」
衛は苦笑しながら歩いていた。
少女は顔を赤く染めながらも、年上の自分に対等に話そうとする頑張りというか、度胸に不思議とか
妙な気配もわからなくなってしまった。
「ふぅ」
今日は何も手掛かりの無いままだとため息をつきながら、
「!」
また声が聞こえた。あの懐かしい声だ!
人に見られないように、
昨日のように。ずっと変身してきたように。
タキシードにマント。顔にはマスク、
☆☆☆
目的地は妙な気配を感じたあの場所だ。
「ああぁぁぁ!」
店の中に入るとセーラームーンが少年たちに囲まれていた。
少年たちは以前と同じように操られているのだろう。
ッシュ!
タキシード仮面は薔薇を化け物に投げつける。
「ま、また邪魔者か・・・誰だ?」
「タ、タキシード仮面!」
セーラームーンは倒れた少年たちを避けながら、
また会えた。また助けてもらった。
そんな気持でぼーっと立ってしまっていた。
タキシード仮面はそれに答えず、化け物に薔薇を投げつけた。
「目の前の敵に集中しろ!」
「は、はい!」
彼女は額にあるティアラを取り、叫んだ。
「ムーンティアラアクション!!」
化け物に光るティアラが当たるとまた砂になって消えていった
「・・・・・・さらばだ」
化け物が消えたのを見届けてから彼女に声をかけた。
彼女が何か言う前に、その場を離れた。
あの妙な感覚の主はあの化け物らしい。
そして、あの懐かしい声は・・・・・・
「何かが、始まった・・・・・・のか・・・?」
3話へ
初期の二人の会話大好きで、今回全部入れてみました。
皆さん、覚えているでしょうか?
うさぎの素直じゃないところがかわいいですよね。
R以降のあのラブラブからは想像出来ない衛の態度も好きです。
久しぶりにアニメ見てみたら、記憶と違うことに気がついてちょっとショックでした。
やっぱり全部覚えれてないものですね。
感想などいただけると嬉しいです。