紅月 ~scarlet moon~
ここは、セーラームーンの2次創作小説(駄文)と語りがメインのブログです。
推奨CP まもうさ
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セラムン2次駄文 中編
前世でのエンディミオンとセレニティの出会いの駄文です。
カセットコレクションを聴いて妄想で考えたものです。
カセットコレクションの出逢うシーンまでを書いています。
どうでも良いですが、セラムンのカセコレはギャグが多いので楽しいのですが、
Sのカセコレは何かの間違いじゃないんでしょうか?
でもやっぱり一番好きなのはエンディミオンの出てくる、カセコレです。
後編です。
やっとセレニティ登場します。
駄文は続きからどうぞ。
出逢い 後編
カセットコレクションを聴いて妄想で考えたものです。
カセットコレクションの出逢うシーンまでを書いています。
どうでも良いですが、セラムンのカセコレはギャグが多いので楽しいのですが、
Sのカセコレは何かの間違いじゃないんでしょうか?
でもやっぱり一番好きなのはエンディミオンの出てくる、カセコレです。
後編です。
やっとセレニティ登場します。
駄文は続きからどうぞ。
出逢い 後編
森の奥深くに、エンディミオンは来ていた。
ここは彼のお気に入りの場所の中でも特別な場所。
「あの人は……」
エンディミオンは名も知らない彼女を想っていた。
☆☆☆
ちょうど二月ほど前。
気分転換をしようと、城を抜け出していた。
四天王が皆いなかったせいで、息も詰まる毎日だったのだ。
四天王が皆いなかったせいで、息も詰まる毎日だったのだ。
花が見たかったわけじゃなかった。
しかし、たまにはと行った花畑でエンディミオンは見てしまった。
美しい、太陽の光を浴びて光を反射する金色の髪。
楽しげに、花々や木々、鳥たちと戯れる彼女を。
エンディミオンは息を止め、見入ってしまった。
「……美しい」
言葉が勝手に出ていた。
この言葉がふさわしいのかさえわからぬままに。
心のどこか深い場所で声が聞こえてきた。
その声の言葉を聞く前に、彼女がこちらを向いた。
遠い場所から見ていたせいか、彼女はエンディミオンに気づくことは無かった。
「?!」
しかし、エンディミオンには額の三日月のしるしがはっきりと見えた。
月の王国、シルバーミレニアムの王位の資格を持つ者のしるしだとわかった時、
エンディミオンは驚き、逃げた。
『月の者と通じてはならない。月の者との個人的な密会は禁じられている。 』
その言葉を知っていた。だから逃げたのだ。
エンディミオンは部屋へ帰ると、一人でベッドに横たわった。
一人になるといつの間にか彼女のことを考えていた。
否、森から帰り、この部屋へ来るまでずっと彼女のことを考えている。
彼女は今何をしているのだろう。
「……何を考えているのだ」
そんなはずが無いと。
本で読み、話でしか聞いたことの無い気持ちを感じているなど。
本で読み、話でしか聞いたことの無い気持ちを感じているなど。
「名前……」
月の一族が居ることも、王位を継ぐものが居ることも知識として知ってはいたが、
名前を知らないことに気がついた。
たとえ王族であっても成人し、社交界に出る年までは月の人間たちには会えない。
それゆえ、名も知ることが出来ない。
次の誕生日に成人する自分。
次の誕生日に成人する自分。
誕生日まで後二月だというのに、遠い日のように思えてきた。
知りたいと思った。彼女のことを。
それに自分のことも知ってほしい。
そこまで思ったときエンディミオンは気づいた。
自分が彼女を知りたいと願い、また会いたいと願っていることに。
「私は……」
この気持を知るために生まれてきたと思ってしまった。
彼女を知ったその時から。
なぜか心のどこかでずっと探してきた相手に思えてしまった。
瞳に焼き付いて離れない彼女の姿に、
楽しそうに花畑にいた彼女の瞳に、
寂しさを見つけた時。
その寂しさを取り除きたい。幸せにしたいと思った。
好きだと。
思ってしまった。
自分の気持に気づいてしまった。
そしてエンディミオンは自分の気持に嘘をつき続けることが出来なかった。
日に日に彼女のことが頭から離れなくなり、
いつしか森へ昼夜問わず通うようになっていた。
彼女を見たくて。彼女に逢いたくて。
許されぬと知りながら。
☆☆☆
森の中を歩き、さすがにこんな森の奥深くまで彼女は居ないはずだと思いながらも、
湖に映る満月を見に彼は来ていた。
森の中にある湖で満月の光を浴びていると不思議と心が安らいでいた。
そろそろ帰ろうと立ち上がり、森に目を向けた。
そして木々の間にあった気配に気がつき、その姿を見た。
「あっ」
「あっ」
思わず、声を出してしまった。
それは、逢いたいと願っていた彼女だったのだ。
エンディミオンは彼女に近づいていく。
「驚いたな・・・・・・」
あの日、あの時見ていた彼女がそこにいた。昼間、遠くから見た姿よりも美しく。
思っていたことをすべて言えず、言葉を途中で止めた。
「ごめんなさい・・・・・・私」
彼女はエンディミオンの言葉を非難として受け取ったのか顔を伏せ、謝った。
エンディミオンは彼女に手が届く距離にまで来るも、落ち着かなくなってしまう。
「いくら月が明るくても、夜更けのこんな森の置く深くに、貴女の様な方がいるとは・・・・・」
何か言わなくてはと言葉にするも、
「私・・・・・・」
さらにうつむかせてしまう。
「いや、責めている訳ではありません」
ぴくりとし、彼女は少し顔を上げた。
「森は誰のものでもない。
ただ、木々に隠されたこの湖は何人も知らないと思っていました。
ここは、この場所は私の秘密の場所だったのです。」
だった。何て甘美な言葉だろう。
ここが、自分と彼女だけが知らない場所だというように話せるとは。
「しかし、危険な獣もいる森で貴女のような方が一体何を・・・・・・?」
彼女の願いを聞きたかった。そして、叶えてあげたかった。
反射のように気持ちが溢れ出てきた。
「・・・・・・。」
彼女は何も言わない。
あの日見た彼女がここにいるのに、あの時の彼女よりも美しく見えた。
「ああ、美しい髪だ。まるで月の光の結晶の様な・・・・・・」
知らない間に口に出していた。あまりに美しすぎる。
昼の太陽の光を反射していた髪と同じはずなのに、
こんなにも月の光を浴びて輝くのは、月に愛されているからだろうか。
「私・・・・・・」
彼女はそっと顔をあげた。
その瞳はエンディミオンの瞳の深い蒼色よりも透明な青色の目をしていた。
「私・・・・・・。私は月の・・・」
額の三日月のしるしがきらりと光った。
「一目でわかりましたよ。月の方と」
「私は月のプリンセス・・・・・・です」
「私は地球国第一王子、エンディミオン。
よろしければ、お名前をお聞かせくださいますか、プリンセス」
貴女の名前が知りたくて、貴女のことが知りたくて。
抱きしめたいと思う気持を抑え、この場所にとどまった。
「私は月の王女、セレニティです。エンディミオン様」
セレニティに名を呼ばれ、その嬉しさに震えた。
「セレニティ……」
気持ちを押さえられずに呼んでしまう。敬称もつけずに。
「…はい」
まだ間に合う。
『貴女のような方に逢えて嬉しかった。送りましょう。』
とでも言い、別れろ。
月の住人との個人的な密会は禁止されている。
私はプリンス・エンディミオン。掟を守るべき立場の人間だ!!
理性がそう叫ぶも、止まらなかった。止めたくなかった。
「ごめんなさい・・・、私と逢ってしまったら、貴方は・・・」
セレニティは神々の掟を知っていた。地球の人間と通じてはならないと。
しかし、彼女もまた、自分の気持を抑えることができなかったのだ。
涙ぐむセレニティを見たとき、エンディミオンは彼女を抱きしめていた。
「私は罪を犯しました。しかし、こうして貴方に逢えた。
これほど喜ばしい罪ならば、私は喜んで罪を犯しましょう」
本心であった。
セレニティは震えていた。
セレニティの体から少し離れ、エンディミオンは彼女の涙をぬぐった。
「私……、私貴方をずっと見ていました」
「え?」
「貴方のことを……、私ずっと、ずっと見ていたんです」
エンディミオンは驚いた。
「私も……貴女のことを……」
なんか中途半端になってしまいましたが、カセコレはここで終わってました。
私もあえて続きは書きませんでした。
エンディミオンも見てたけど、セレニティも見ていたという感じにしました。
どっちも片思いして欲しいですよね~。
なんか出逢ってしまった2人ですが、
たぶんこの2人をセーラー戦士(希望を言えばヴィーナス)は見ていたと思います。
そして地球の人間にそっと教え、
エンディミオンをセレニティから遠ざけたでしょうね~。
感想などいただけたら嬉しいです。
拍手もいただけると、飛び上がるほど嬉しいです。
(最近拍手用の話を考えているのに、載せれていないです。がんばって書きます。)
なんか中途半端になってしまいましたが、カセコレはここで終わってました。
私もあえて続きは書きませんでした。
エンディミオンも見てたけど、セレニティも見ていたという感じにしました。
どっちも片思いして欲しいですよね~。
なんか出逢ってしまった2人ですが、
たぶんこの2人をセーラー戦士(希望を言えばヴィーナス)は見ていたと思います。
そして地球の人間にそっと教え、
エンディミオンをセレニティから遠ざけたでしょうね~。
感想などいただけたら嬉しいです。
拍手もいただけると、飛び上がるほど嬉しいです。
(最近拍手用の話を考えているのに、載せれていないです。がんばって書きます。)
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初めまして!
初めまして、突然のメッセージ失礼いたします。私はわっこと申します。
小説を拝見させていただきました!私もエンセレの物語は大好きで、このような出会いだったのかもしれないと思うととても切なかったです。
また、私事で恐縮なのですが、実は私もまもうさ小説のサイトを運営しております。ひいろさんの小説はとても参考になりました。駄文しかないサイトではございますが、もしよろしければ、遊びにいらして下さい。
それでは、失礼いたしました。
小説を拝見させていただきました!私もエンセレの物語は大好きで、このような出会いだったのかもしれないと思うととても切なかったです。
また、私事で恐縮なのですが、実は私もまもうさ小説のサイトを運営しております。ひいろさんの小説はとても参考になりました。駄文しかないサイトではございますが、もしよろしければ、遊びにいらして下さい。
それでは、失礼いたしました。
ありがとうございます!!
わっこさんコメントありがとうございます。管理人のひいろです。
感想もいただけて、嬉しいです。
参考になったなんて、こんな駄文なのに、ありがとうございます!!
え~。実はわっこさんのサイトには、ほぼ日通いです。(引かないでください)
わっこさんの書かれる短編のお話がすごく好きです。
短編苦手なので、すごく勉強になります。
では、コメントありがとうございました。
感想もいただけて、嬉しいです。
参考になったなんて、こんな駄文なのに、ありがとうございます!!
え~。実はわっこさんのサイトには、ほぼ日通いです。(引かないでください)
わっこさんの書かれる短編のお話がすごく好きです。
短編苦手なので、すごく勉強になります。
では、コメントありがとうございました。
はじめまして。
突然のメール失礼します。
私もまもうさサイトを持っていますかれんと申します。
私もエンセレの出逢いの話を書いているのですが思うように進められなくて苦戦しています。
ひいろさんの描かれる世界がとても美しく感じて感動しました。
これからも応援しています。そしてよければ私のサイトの方にもお越しください。
失礼いたしました。
私もまもうさサイトを持っていますかれんと申します。
私もエンセレの出逢いの話を書いているのですが思うように進められなくて苦戦しています。
ひいろさんの描かれる世界がとても美しく感じて感動しました。
これからも応援しています。そしてよければ私のサイトの方にもお越しください。
失礼いたしました。
ありがとうごさいます!!
かれんさんコメントありがとうございます。管理人のひいろです。
感想もいただけて嬉しいです。
美しく感じたなんて…ありがとうございます。
照れました。
かれんさんのサイトもほぼ日通いしてます。(引かないでください!)
私はかれんさんの書かれる裏が好きです。
表現が上手で、照れますが、
その世界に引きこまていくので大好きです。
長編の続きがきになってます。
では、コメントありがとうございました。
感想もいただけて嬉しいです。
美しく感じたなんて…ありがとうございます。
照れました。
かれんさんのサイトもほぼ日通いしてます。(引かないでください!)
私はかれんさんの書かれる裏が好きです。
表現が上手で、照れますが、
その世界に引きこまていくので大好きです。
長編の続きがきになってます。
では、コメントありがとうございました。