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紅月 ~scarlet moon~

ここは、セーラームーンの2次創作小説(駄文)と語りがメインのブログです。 推奨CP まもうさ
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セラムン2次駄文 短編

11月1日に、エンディミオンとセレニティの出逢いを書きました。
その時、ヴィーナスが、その二人を見てたら、いいな~。と思っていたので、
ヴィーナスが登場する駄文を書いてみました。

前回の話を読まなくても、わかるように書きましたが、
読んでいたほうがわかりやすいと思います。

登場するのは、ヴィーナス、エンディミオン、アルテミスです。

駄文は続きからどうぞ。


だって、わたしは。 (セーラーヴィーナス)
 









私はセーラーヴィーナス。
プリンセスを守護する者。それ以上でも、それ以下でもない。
私はプリンセスを守る。
でも、本当によかったの………?
 
 
 
 だって、わたしは。(セーラーヴィナス)

 
 
「誰だ?」
エンディミオンは、セレニティを見送った後、
城に向かって歩いていた足を止めた。
気配を感じたためだ。
「なぜ、月の者と会った?」
「?!」
エンディミオンは声のした方向に身体を向けた。
そこには金の髪をなびかせた女性が立っていた。
「君は……?」
「私はプリンセス・セレニティ様を守護する者」
「そう……か」
その一言で、彼は全てを理解した。
全て見ていたのだ、彼女は。
彼女に逢えた嬉しさで、周囲の気配も感じられなかった自分に少し呆れた。
「プリンス・エンディミオン。
神々の掟も、月と地球の取り決めも知っていたでしょう。
なぜ、月の者とわかったとき…」
「私は……」
彼女の言葉をさえぎって、エンディミオンは話したが、その先が続かない。
「私は彼女の守護神。いつ何時も、離れず、守ります。
貴方は、なぜ、プリンセスと会ったのですか」
彼女の言葉はエンディミオンを責めるものだった。
なぜ、彼女に罪を負わせたのかと、問い詰めているものだった。
 
プリンセス・セレニティが彼を見ていた事なんて、わかっていた。
彼をもっと近くで見たがっている事も。
地球に降りた事も。
彼に近づく事も。
止めれば………良かった。
出会ってしまうくらいなら。止めればよかった。
 
「私は止められなかった。彼女を見たとき。
考えていた事なんて、全部忘れてしまったよ……。」
「………私はこの事を地球の民に知らせます。」
ヴィーナスは彼の瞳を見ながら話した。
彼の深い、地球の色をした瞳には後悔なんて浮かんではいなかった。
「そうか」
「……。なぜ、何も言わないの?」
エンディミオンは笑った。
「彼女が大切だからだろう?」
「――――っっ」
「私は彼女にとって」
「私は!私の考えの元に動いた。それだけ……よ」
ヴィーナスは彼に言わせないようにした。
 
彼女にとって、いてはいけない存在だったのか?
 
そんな言葉が聞こえた気がしたから。
そんな事、言わせられるわけない。
「失礼します、プリンス・エンディミオン」
「ありがとう、彼女を守ってくれて。
さよなら、彼女を守ってくれる人」
ヴィーナスはそれには応えずに、森へ戻っていった。
エンディミオンは彼女の姿が消えるまで見送った。
 
 
☆☆☆ 

 
「アルテミス……?」
部屋には先客がいた。
「ああ、めずらしいね。君がここに来るなんて。」
アルテミスは座っていた椅子から、降りてヴィーナスに近づいた。
「そうかしら」
「そうだよ。君はいつもプリンセスの近くにいるだろう?」
椅子に座ったヴィーナスのひざにアルテミスは乗った。
「……そうね」
「何かあった?」
アルテミスが少し心配そうに彼女を見上げた。
「何も」
嘘だ。あんな、後味が悪い……。
「そうかい?」
アルテミスも、そんな答えを予想していたのか、軽い口調で話した。
「でも、そんな顔で皆の所には行かないほうがいいよ」
「え?」
そんな顔?
「ああ、複雑な顔してる」
「どんな顔よ?」
アルテミスは少し笑い答えた。
「泣きそうで、怒りそうで、半笑いで…」
「どんな顔よ」
少し怒って言ったヴィーナスに、アルテミスはひざから降りて、
「鏡でもみたら?」と言った。
「遠慮するわ」
ヴィーナスは立ち上がって、ドアへ向かう。
「どこに行くんだい?」
「ちょっと、地球を見にね」
アルテミスを部屋に残し、ヴィーナスは地球を見るために回廊を歩き出した。
鏡は見ていないが、相棒のアルテミスが言うのだ、
複雑な顔をしているのだろう。
そんな顔をしていては、プリンセスには会えない。
原因はわかっているのだ。
アルテミスのおかげで、少しは気分が落ち着いた。
彼の処罰がどうなったかを知るために地球を見に行こう。
きちんと、受け止めよう。
プリンセスの守護神として、見届けなければ。
彼が、罪に問われることはわかっているのだから。
そう。わかっていた。
わかっていたのだ。彼が処罰を受けることなんて。
彼が王子であるからこそ、罪を償うための刑があること。
でも。
 
「!!――――――何この力は?!」
 
大きな力を感じた先にはプリンス・エンディミオンがいた。
大きな穴………井戸に彼が放り込まれた?
それに何?この力は……?
 
彼は一体どうなったの……?








中途半端ですが、終わってます。
ヴィーナスは彼が刑に処されるのを見た。までを書きました。

カセコレでエンディミオンが罪をとがめられるシーンは見てない。
というか、見れないでしょうから、穴に落ちていくシーンを見てもらいました。

セレニティを想うヴィーナスだからこそ、2人を引き離そうとすると思い書きました。
でも、エンディミオンも、セレニティを想っていること。
セレニティもエンディミオンを想っているを知っているので、辛かっただろうと思います。



感想などございましたら、お気軽に教えてください。
拍手だけでも、嬉しいです。






 
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