紅月 ~scarlet moon~
ここは、セーラームーンの2次創作小説(駄文)と語りがメインのブログです。
推奨CP まもうさ
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セラムン2次駄文 Act4
アニメを文章に直すと、どうしても長くなってしまいます。
なるべく読みやすくとは思って書いていますが、
自分で読み返すと、長っ。と思ってしまいました。
半分くらいに切ったのを分けて載せるほうがいいかもしれない……。
今回はシンデレラ・キャラバンのお話です。
やっぱり衛の登場シーンは好きです。
駄文は続きからどうぞ。
セーラームーン Act4
なるべく読みやすくとは思って書いていますが、
自分で読み返すと、長っ。と思ってしまいました。
半分くらいに切ったのを分けて載せるほうがいいかもしれない……。
今回はシンデレラ・キャラバンのお話です。
やっぱり衛の登場シーンは好きです。
駄文は続きからどうぞ。
セーラームーン Act4
鈍い痛みが引かない。
「やっぱり痣になってるか・・・」
部屋に帰ってきて腹を見ると、見事に色が変わっていた。
内臓にまでのダメージはないようだ。
薬局で買ってきた無臭のシップと包帯で手当てをする。
きつく包帯を締めていく。
「・・・・・・・・・」
Act4
「あれ、地場。どうしたんだ?」
「ん?ああ。これか?」
衛が手にしていたのはシップ。それをみた顔見知りが声をかけてきた。
「ちょっとな、打ち身。」
「へ~。珍しいよな。お前が怪我だなんてさ」
「え!何。地場怪我?」
「え~!地場君怪我したの~?」
何人かがわらわらと集まってきた。かわるがわる声をかけてくる。
彼には特別に親しい友人はいないが、決して知り合いがいないわけでもない。
一人でいることもない。
周りに自然と人が集まってくる。
優れた能力。人当たりのよさ。リーダーシップ。人並み以上の容貌。
あげればきりの無い長所を持つ彼。
これだけそろっていれば恨みをもたれることもありそうなのに、
本人はいじめにあうことも、仲間はずれにされることも無く過ごしてきている。
「ああ。大丈夫。それより・・・・・・」
☆☆☆
交友関係が広い彼に欲しい情報が来たのは、
ちょうど今日の講義が終わる時間だった。
「シンデレラ・キャラバン?」
「そ~。白鳥みかんってアイドル知ってる?」
「・・・・・・ああ」
白鳥みかん。麻布十番出身のアイドル。
今かなり売れている若手の一人だったはずだ。
「で。その白鳥みかんがプロデュースであなたもアイドルになりましょう。
って。でもね、なんかそれ怪しくて。」
「怪しい?」
「そう!事務所は正式になにもコメントしてないらしいし、
それでグランプリになっても何か特典がある様でもないし。
新手の詐欺かもってうわさになってるの。
しかも若い子ばっかりに声をかけてるみたいで~。」
「へぇ・・・」
「ね、地場君。役に立った?
それにしても変な事件を調べたいだなんて。この忙しい時期に余裕ね」
衛は考えるのをやめ、話してくれた彼女に目を向けた。
「いや。気分転換も必要だよ?」
「はは。それもそうね」
衛は席を立ち伝票を持った。
「ありがと。ここ払っておくから。ごゆっくり」
「え?」
彼女が何か言う前に店を出るため会計に急ぐ。
「じゃ」
「・・・・・・・・・」
衛の出て行った店では女の子がため息をついて彼を見送った。
シンデレラ・キャラバン。
調べてみたがずいぶん怪しい。
十番を中心に活動し、中高生の女の子を中心に参加者を募っているようだ。
しかし、事務所等の正式な発表はない。
皆、白鳥みかん目当てらしく実際に覗いてみたがずいぶん人がいた。
十番中学やT.・A女学院などの制服を着た女の子が多かった。
まだ審査まで時間があるようだ。
衛は腹ごしらえをしておこうと十番町へ歩き出す。
歩いていくと、最近よく会う女の子が走ってきた。
「よう。」
声をかけるのは初めてだな。と思いながらもお団子頭の彼女に笑いかけた。
「ああ!」
うさぎは驚き、近くのビルの壁に隠れた。
せっかく声をかけたのだ。
返事が欲しいと思い、衛はうさぎの入ったビルの脇へと歩いていく。
うさぎは慌てて涙をそでで拭いた。
ルナにシンデレラ・キャラバンに行くことを止めろと言われ、落ち込んでいるのに。
また嫌なヤツにあっちゃった・・・。
そんな事を思ってると、嫌なヤツが近づいてきた。
「お団子頭が見えてるよ?」
今歩いてきた方向に彼女が目指しそうなものは帰宅以外にはなさそうだ。
念のためと思い衛は質問した。
「まさかシンデレラ・キャラバンに行くんじゃないだろうな?」
知り合いが危険な目に遭う可能性があるなら、止めなければいけない。
「ふん!」
どうやら図星らしい。
正直に危険だと言っても、彼女は聞き入れないかもしれない。
「ま、お団子頭なら、お笑いで勝負ってとこかな?」
そんな風にいわれれば、怒って否定するだろう。
そうしたら・・・
「冗談じゃないわよ!行くわけないでしょ!そこどいてよ!帰るんだから!!」
うさぎは予想通り怒って否定し、帰るとまで言う。
思ったよりも簡単にあきらめてくれたので良かった。
お笑いといったのを気にしたのかもしれない。
怒ったのか頬を膨らませた彼女が顔をまたそらした。
「おっ」
衛の体を押しのけうさぎは歩き出す。
「たくも~。うるさいんだから」
衛はその捨て台詞に苦笑した。
まったくだ。どうしてほっとかなかったのだろう。
「ま。顔見知りが変な事件に巻き込まれるのをほっとくのは・・・な・・・」
衛は自分自身に言い聞かせるように呟いた。
☆☆☆
「これは・・・」
タキシード仮面はシンデレラ・キャラバンの光景をみてすぐに異変に気がついた。
異様な気配がするのだ。
しかも
「合格。あなたはスター!」
「おめでとう!合格よ」
誰一人不合格者がいない。
白鳥みかん。もしかしたら妖魔、もしくは操られているのかもしれない。
「合格した人は、明日、土曜日の夕方にシャンシャンプラザでショーに出てもらいます!
その時から皆は即スター!!」
「スター!!」
「暗示・・・か・・・」
ステージに出ていた人間は皆暗示にかかってしまっている。
どうにかしたいが、セーラームーンのように浄化の力は自分にはない。
白鳥みかんが妖魔であるかもわかっていない。
タキシード仮面は手をこまねいて見ているだけだった。
「みんな~、明日待ってるわ~!!」
結局何も起こらず参加者たちは帰っていった。
タキシード仮面は白鳥みかんを乗せたバスを追おうと木の上から降りた。
ゴウ!!
「!」
タキシード仮面は咄嗟に体を倒し、衝撃波を避けた。
「また現れたな。タキシード仮面?」
「ジェダイト!」
虚空から現れたのは、以前対峙したジェダイトという男だった。
「貴様、どうしてここにいる?」
ジェダイトの問いなどタキシード仮面は聞いていなかった。
狙い通り幻の銀水晶の手掛かりが現れたのだ。
「そんなことより、幻の銀水晶について話してもらう!」
「ふっ。貴様、以前の傷が癒えていないのだろう。
そんな身体で、この俺に勝てるかな・・・!」
ジェダイトはしゃべり終えると同時に衝撃波を放った。
タキシード仮面はそれを避け薔薇を投げつけた。
ッシュ!
ジェダイトの言う通り体調が万全ではない上に、
彼を傷つける方法を自分は持っていない。
どうにかして聞き出したいが、方法が見つからない今、焦っても意味が無い。
「逃げに入ると・・・!」
「なっ!!」
空に広がる暗黒のエナジーがジェダイトを包んだのを見て、
一気に走り出したタキシード仮面の目の前にジェダイトが現れた。
ジェダイトの繰り出す攻撃を避けきれず食らってしまった。
「こうなるぞ?タキシード仮面」
「ぐっ」
急所は外れていたもののダメージは大きい。
「ふっ。今貴様など倒したところで意味が無い。
これでも忙しい身だからな・・・」
ジェダイトの言葉が辺りに響いて消えた。
「ぐっ!」
人目に付かないところまで移動し、
監視されていないか確認して変身をといたものの、痛みに顔を歪ませた。
何とか自分の部屋まで戻るものの、
身体の痛みがひどくベッドに倒れこんでしまった。
ピピピピピピピピピ
アラーム音で衛は目を覚ます。
時間を見ると15時。
今日講義はない。
しかし、調べ物をするため区切りの良い時刻にアラームをかけておいた昨日の自分に感謝した。
昨日ジェダイトの攻撃で傷ついた身体はまだ痛むが動けないことは無い。
手当てをして着替える。
「シャンシャンプラザか。」
シャンシャンプラザに向かうものの体が思うように動かない。
「く・・・急がなくては・・・!」
また彼女の声が聞こえた。
思うように動いてくれない体に苛立ち焦る。
☆☆☆
「わぁ!!」
シャンシャンプラザに入るとセーラームーンが妖魔に捕まっていた。
ガラスのようなモノに身体を包まれている。
タキシード仮面は妖魔に向かえる身体ではない事はわかっていたが、
構わず彼女を助けるために薔薇を放つ。
ッシュ!! パリンッ!
薔薇の衝撃で彼女を包んでいたガラスが砕け散る。
「こ、これは。何ヤツ!!」
「タ、タキシード仮面!」
妖魔はこちらに身体ごとむいた。
「おのれ邪魔を!!」
タキシード仮面は飛び掛ってきた妖魔を薔薇でけん制し距離をとり、
妖魔に背をむけ逃げた。
「セーラームーン!」
彼女に声をかける。
この妖魔を倒してもらわなければならないのだ。
セーラームーンは彼の言葉を聞いてティアラを取った。
「ムーンティアラ・アクション!!」
光を帯びたティアラが妖魔の身体に当たった。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ガラスの身体が粉々に砕けた。
「待って、タキシード仮面!!」
「さらばだ」
タキシード仮面はセーラームーンを見ずにそう言うとその場から走り出した。
「あ!!」
「待ってセーラームーン!」
「ル、ルナ?」
セーラームーンの足を止めたのは彼女の相棒であるネコのルナだった。
「あぁ!行っちゃった・・・・・・」
急いで顔を彼が去っていったほうに向けるも、
そこにはもう彼はいなかった。
5話へ
今回はちょっとアニメとは内容を変えている点が多いと……思います。
アニメを見直すとお分かりになるとは思いますが、
不自然になったり、長くなったりするのであえて変えて書きました。
衛は普段大学では慕われてそうだけど、絶対親しい友達はいなかったはずだ。
と、決め付け書いたので、不満に思う方がいると思います。
まあ、管理人の妄想と思って許してください。
感想などはお気軽にポチッとお願いします。
拍手だけでもすごく嬉しいです。
急いで顔を彼が去っていったほうに向けるも、
そこにはもう彼はいなかった。
5話へ
今回はちょっとアニメとは内容を変えている点が多いと……思います。
アニメを見直すとお分かりになるとは思いますが、
不自然になったり、長くなったりするのであえて変えて書きました。
衛は普段大学では慕われてそうだけど、絶対親しい友達はいなかったはずだ。
と、決め付け書いたので、不満に思う方がいると思います。
まあ、管理人の妄想と思って許してください。
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