紅月 ~scarlet moon~
ここは、セーラームーンの2次創作小説(駄文)と語りがメインのブログです。
推奨CP まもうさ
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あけおめです
あけましておめでとうございます。
といっても、まだ早いのですが(笑)
年明けすぐネットを触れないので、少し早めに載せておきます。
二人が結婚して初めてのお正月設定です。
+パパにちくちく言われている衛というリクエストも入ってます。
リクエストありがとうございました!
続きから駄文をどうぞ。
2009年のお正月 (まもうさ+パパママ)
といっても、まだ早いのですが(笑)
年明けすぐネットを触れないので、少し早めに載せておきます。
二人が結婚して初めてのお正月設定です。
+パパにちくちく言われている衛というリクエストも入ってます。
リクエストありがとうございました!
続きから駄文をどうぞ。
2009年のお正月 (まもうさ+パパママ)
「「ん」」
11時59分から始まった2分のキス。
時計の音が鳴り終わって少したってから二人は唇を離した。
「あけましておめでとう、うさ」
衛は少し顔を赤らめてるうさぎの額に口付けをして、新年の挨拶をした。
「うん。あけましておめでとう。まもちゃん」
うさぎもほっぺにキスをして、挨拶をした。
何度も過ごしているお正月。
今年は二人きりで家で過ごして、明日といっても今日だが、
朝になったらうさぎの実家に行くことになってる。
「ふふ」
「どうした?」
うさぎは何かを思い出したように笑い出した。
「ううん。ただ、パパがさ、ちょ~としょんぼりしてたの思い出して」
うさぎにそう言われ、
衛は昨日あった義父の事を思い出した。
「“今年は一緒にいれないのか”って、
しょんぼりしてたけど、結婚してからそんなに一緒にいないのにね」
衛は少しずれたうさぎの答えを聞きながら、
「ん~。お義父さんに悪い事したかな」
と言った。
本当はうさぎの実家で過ごそうか悩んだのだ。
今年は衛の仕事が忙しく、あまりうさぎと居れなかったので、
やっと休みになった昨日からうさぎとずっと一緒にいるのだ。
それに、結婚したというのも、二人で過ごそうと思った理由だったが、
義父に少し、悪いと思い始めた。
「いいのいいの。パパとは何度も一緒に過ごしたし。
それに二人っきりのお正月もいいよ」
うさぎの言葉で衛は笑った。
「そうだな。でも、今度はお義父さんたちと過ごそう」
「そうだね」
うさぎはふわっと笑った。
「まもちゃん、今年もよろしくね」
「ああ。今年もよろしく」
二人は新年の挨拶なのか、ゆっくり口付けをした。
☆☆☆
朝、うさぎと衛はうさぎの実家に来ていた。
進吾は衛にお年玉をもらうと、すぐに出かけてしまった。
「じゃあママ頑張って作ろう!」
「はいはい」
育子ママはうさぎのサポートとして一緒にキッチンに入っていった。
おぞうにを作るのはうさぎは初めてらしく、
育子ママは心配そうにうさぎの後についていった。
「衛君、今年もよろしく」
「よろしくお願いします。お義父さん」
「次の年越しはこっちへ来るのかい?」
謙之パパはお酒をちびちび飲みながら、聞いた。
「はい」
「そうだよな。一緒のほうがいいよな~」
「そ、そうですね。お義父さん」
衛はそっと日本酒の入ったコップを持ち、
謙之パパから遠ざけようとしたが、
「入れてくれるのかい?」
と聞かれ、仕方なくコップに日本酒をほんの少し注いだ。
「それに、やっぱり、かぞくだし」
「そうですよね」
衛は謙之パパに日本酒が入ったコップをずいっと出され、
少し困った顔をした。
まさか、俺の酒が飲めないのか
といった目を向けられ、衛は「いただきます」と言って、
日本酒を口に含んだ。
「じっかに、きせいするのが~。
ふつうだろう?」
「はい」
完璧に酔ってる。
「たまには、かおを、みせてくれても。いいじゃないか」
「すみません」
「いや。衛君のほうがいいのはわかってる」
「え。そんなことは」
衛は謝ってから、困ったという顔をした。
「いや。いいんっだ。
うさぎは僕よりも君をっぅ」
「お、お義父さん?!」
謙之パパは涙をぽろぽろこぼしながら、
一気にお酒を飲んだ。
「うさぎは、君と一緒に過ごしたほうが、いいんだ。
一緒にいたいのは僕らじゃないんだ…」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
話がなぜか悪い方向に向かってしまっているのを衛は何とかしようと、
あわてて、言葉をつむいだ。
「わかってるぅ!!きみはいいおとこだぁ!!」
がしっと、両肩を涙を流している謙之パパにつかまれながらも、
衛はひきつった笑顔を浮かべ、感謝の言葉を言った。
「だが、ひどい」
ぽつりとこぼした言葉に衛は謝罪を述べた。
「うさぎ。ねんまつも、こなかったし」
自分をずっと家で待っていてくれたとは、
此処で言ったら逆効果だと、何もいえない衛。
「君も、家族だろう?」
「はい。皆さんは俺の……大切な家族です」
衛はすこし照れくさそうに、それでもきっぱりと言った。
「そうだ………ぐ~~~」
「え」
いきなり身体を倒した義父を支えた衛は驚きの声を上げた。
完全に寝てる……
「あ~!!パパ寝てるの?」
「あら、本当」
二人はお盆を持ちながらリビングへ入ってきた。
「まあ。パパったら、日本酒は苦手なのに」
育子ママはあきれて言った。
「まもちゃん大丈夫だった?
パパって日本酒のときは泣き上戸なの」
「いや、俺は大丈夫だよ。
それよりお義父さん運びますね」
「ええ、お願い。衛さん」
「あの。お義母さん」
「はい?」
「その、明日も来ていいですか?」
「え?」
うさぎは驚いた声をだした。
そんな予定はなかったはずだと思ったからだ。
「その、もう少しお義父さんと話をしたいんです」
「いつでも、いらっしゃい。ここは貴方の家だから」
「はい」
というわけで、今年もよろしくおねがいします。
リクエスト、本当にありがとうございました。
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