紅月 ~scarlet moon~
ここは、セーラームーンの2次創作小説(駄文)と語りがメインのブログです。
推奨CP まもうさ
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今年初 セラムン2次駄文
あけおめです。意外に早く帰ってこれたので、短編を載せました。
今日は、うさぎの親友、なるちゃんの誕生日と聞いたので、
ネフなるを書きました。
誕生日おめでとうなるちゃん。
続きから駄文をどうぞ。
if (ネフなる)
今日は、うさぎの親友、なるちゃんの誕生日と聞いたので、
ネフなるを書きました。
誕生日おめでとうなるちゃん。
続きから駄文をどうぞ。
if (ネフなる)
「ネフライト様、ごめんなさい」
小さな声で謝罪するなるを見て、
少し居心地が悪そうに座っていたネフライトは彼女に笑いかけた。
「いや、大丈夫だ」
自分に気を遣って笑ってくれていると、わかっていても
なるには彼の気持ちが伝わってきたので、ほっとした。
『チョコレートパフェを食べたい』
そんな彼女の願いを叶えることは、
ネフライトにとって嬉しい事であり、
彼女と共に過ごせる事は幸せだ。
ネフライトは完全にお店の雰囲気から浮いて目立っていた。
周りが女の子ばかりなだけじゃなく、
彼がかっこいいからだと、なるは思った。
悪い事をしたかなとなるは少し気持ちがおちこんでしまう。
「このお店が一番おいしいんだろう?」
「はい」
ネフライトがどうせ行くのなら、
一番おいしいところに行こうと言ってくれたのを思い出し、
なるはやっと笑った。
入る前に、少し戸惑った彼をみて平気かと尋ね、
大丈夫だと言ってくれたのは本当に嬉しかった。
「お、おまたせいたしました」
「ああ」
ネフライトが答える。
ウエイトレスのお姉さんは顔を赤らめて、
ネフライトを見ていた。
チクン
そんな感覚を感じてしまった。
テーブルにコーヒー。メロンソーダ。チョコレートパフェが並べられた。
「これか……」
ネフライトが小さく言った言葉でなるはプッと小さく笑った。
「?どうしたんだ」
「だってネフライト様、そんな顔して…」
「どんな顔だ」
なるは笑って答えなかった。
さっき感じた胸の痛みなんて、どこかへいってしまった。
ネフライトは少し眉をひそめたが、
彼女の笑顔と笑い声でふんわりと優しい笑みを浮かべた。
「っ」
なるはその顔を見て、息を吸い言葉を言おうとした。
どくん
心臓の音が大きく聞こえた。
☆☆☆
はっとした。
ここは、ベッドの中。
チョコレートパフェも。
メロンソーダも。
苦そうなコーヒーも無くて。
かわいいお店じゃない。
女の子たちも。
ウエイトレスのおねえさんもいない。
「あぁ」
なるはまた涙をこぼした。
涙がいつまでも、枯れてくれない。
「いない……」
笑顔を向けてくれた彼がいない。
一生分泣いた。
泣いて泣いて、気を失った。
気が付いたらベッドにいた。
それからずっと泣いてもまだ、涙はでてる。
「ほんとに……いないんだね」
なるはずっと、よごれたパジャマの布を握り締めていた。
まるで、彼の存在を繋ぎ止めておくように。
ちょっと悲しい最後ですが、個人的には気に入っています。
ネフライトがアニメで死んですぐのイメージで書きました。
ネフなるは、ネフまこよりも好きなCPで、
今後も書きたいですね~。時間があれば。
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