紅月 ~scarlet moon~
ここは、セーラームーンの2次創作小説(駄文)と語りがメインのブログです。
推奨CP まもうさ
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セラムン2次駄文 短編
本日はバレンタイン。
紅月、黒羽でバレンタインのお話を書く予定なので、
よかったら、両方見てください。
今回のお話は、バレンタインの前日のお話です。
バレンタイン当日は今日中に載せるので、しばしお待ちください。
はっぴ~ ばれんたいんの準備 (うさ+まこ+レイ+みな)
「っ!」
「あ~。大丈夫かい、うさぎちゃん」
何度目かのやりとり。うさぎが指を切ってしまったようだ。
「うん。だいじょ~ぶ」
心配そうに見るまことに指をくわえながら返事をした。
「とりあえず、消毒しなきゃね」
リビングに手を引いて行く。
「「ゔ~~~」」
リビングに入るとうめき声が聴こえた。
はっぴ~ ばれんたいんの準備
うさぎは手当てが終わると小走りにキッチンに戻っていった。
「大丈夫?ふたりとも」
それを見ながら、まことはソファと床でぐったりしている二人に声をかけた。
二人のそばにはうさぎの失敗作のチョコレート。
見た目は完璧だった生チョコを食べたレイはまだ床で唸っていたが、
用心してトリュフを食べた美奈子はソファから起き上がった。
「だ、だいじょう……ぶ」
美奈子が声を絞り出して返事をした。
一口でこの破壊力。当分レイは起き上がれないだろう。
「ね~。まこちゃん、この次は~~?」
「あ~。その次はね~」
まことは立ち上がって、うさぎに次の工程を説明し始めた。
うさぎは何度もうなずき、手を動かす。
美奈子はそれを見て、小さくつぶやいた。
「まもるさん、幸せね」
『今年は本命もいないし、手伝う』
と言った自分だったが、後悔していた。
そこまでひどい味だった。
さすがに、本人の前では言わないが、
すさまじい味のチョコを渡しても、衛は文句も言わずにたべるだろう。と思う。
でもうさぎは、頑張って1週間ずっとまことに習って作りっぱなし。
学校が終わってそのまま夜までみっちり。
…よく、続くわ。
「まこちゃん~!」
「あ~。大丈夫。大丈夫」
何度失敗しても大丈夫と買ってきたチョコも少なくなってきた。
買いすぎと思ったが、いらない心配だったみたいだ。
買いすぎと思ったが、いらない心配だったみたいだ。
「とりあえず、かたづけをしよう」
「は~~い」
キッチンに入って、二人でかたづけをしていると、
リビングから声がしてきた。
「まこちゃ~ん、わたし達もう帰るね~」
やっと復活したのか、レイもしっかり立っていた。
「あ、レイちゃん。美奈子ちゃん。今日はありがとね~」
うさぎは笑って泡だらけの手を振った。
「「「わあ!!」」」
「ああ!ごめん!!」
慌てて、手を止める。
「も~!あんたってほんと~にバカ!!」
レイは貸してもらったタオルで飛んできた泡を拭いた。
「な!レイちゃんの意地悪~~」
「ま、失敗作をまもるさんに渡さないよ~にね!」
「おいし~~いの作るから大丈夫だもん!!」
四人は笑いあった。
「うさぎちゃん。頑張ってね!」
美奈子の激励にうさぎは
美奈子の激励にうさぎは
「うん!!」
と、笑って返事をした。
と、笑って返事をした。
★★★
二人を見送った後、うさぎはまことと後片付けをし、
お風呂にゆっくり入っていた。
結局、手の込んだチョコケーキ。トリュフ。生チョコに石畳チョコなどは失敗。
唯一完成しそうな型チョコに成功したのはもう夜中だった。
まことの家に泊まるつもりだったうさぎも、
ここまで時間がかかるとは思わなかったが、チョコも何とか出来た。
明日……今日はバレンタイン。
「早く、渡したいな~~」
笑った顔の衛を思い浮かべ、幸せそうに笑った。
亜美ちゃん出ていませんが、前日に倒れています(笑)
さて、失敗作を次々生み出したうさぎですが、
型チョコにはなんとか成功した様子です。
本番は後ほど……。
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