セラムン2次駄文 短編

拍手の話を変えました～。
拍手に載せていた短編を編集してのせました。

続きから駄文をどうぞ。

衛とうさぎの日常　（11月）

「うわ～。きれ～～」
紅葉している葉を付けた木々が道路沿いに並んでいる。
はらはらと舞う葉に、うさぎは歓声を上げた。
車の中から見る木々は、秋らしく色づいていて、
うさぎの言葉通り綺麗だった。
「春に見た桜吹雪もきれいだったけど、落ち葉もきれいだね。」
春とはまた違った美しさに、
助手席に座るうさぎは、ご機嫌な様子でしゃべった。
この寒い時期に室内に入り感じる暖かい日の光の暖かさのように、
そのキラキラした笑顔は、衛の心を暖めた。
衛はまだ夕方にならない時間なのに、日が落ちてくるため、
サングラスをして運転をしていた。
だが、まだ眩しいはずなのに、彼はサングラスをはずした。

「あれ？まもちゃん、はずしちゃうの？」

「―――もったいないからな。」

サングラスをかけていては、うさぎの笑顔を直接見られない。

「そうだね、きれいだもん。」

衛は、違うとは言わず、

「信号変わったよ？」

とうさぎに言われるまで、
うさぎのキラキラした笑顔を見ていた。

紅葉した葉よりも、きれいな笑顔を。



え～。11月中旬に書いた短編です。
バスにも、通学に乗るのですが、
そこの桜並木の紅葉や、大学の紅葉の木が綺麗だったので
書きました。

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