セラムン2次駄文短編

★様のリクエストで、
まもちびの未来で親子の喧嘩
です。

未来ということだったので、キングとスモール・レディで書きました。
パラレルは又今度で。

続きから、

スモール・レディとキングの……たたかい？　（キン＋ちび）

です。
一応、喧嘩のつもり…です。

「パパなんてだいっきらいだぁ！！」

 

 

スモール・レディとキング・エンディミオンの……たたかい？

 

 

スモール・レディが毎晩指折り数えたて楽しみにしていた
明日のお出かけを待っていたのは、

 

「すまない、スモール・レディ。

急に仕事が入ってしまって、行けなくなった」

 
という最悪の言葉だった。
 

クイーン・セレニティ、キング・エンディミオンの二人はもちろん、

戦士の皆やスモール・レディ自身も忙しいことに変わりはない。
時間を取るのも大変なのだ。
 

それでもスモール・レディはお出かけを諦めきれず、

 

「だってあれほど約束…」

 

と言ったが、結果は変わらなかった。

 

クイーン・セレニティが禊（みそぎ）のために月にいる間、

忙しいことが解っていたが、キングは時間を作り出す事に成功し、

スモール・レディと出かける予定だった。

 

それはもう楽しみにしていたスモール・レディはいつもより修行も勉強も頑張った。

お目付け役のマーキュリーも大いに褒めたほどの頑張りをしていたのだ。

 

頭ではわかっているのだろう。

 

忙しいのは仕方ないことで。

パパだって約束を破りたくないって。

 

だが、まだまだ子供な彼女にわかれと言っても無理であり、

結果。

 

「パパのうそつきぃ～～～！！！」

とキングに泣きながら訴え、勉強も修行もボイコットすることになった。

 

 

☆☆☆

 

 

キング・エンディミオンは頑張った。

セレニティがいない分、息抜きも出来ない日々で執務をこなしている。

元々政務を主にこなしていた彼だが、彼女が横にいないため、精神的に疲れがたまる。

そんな状態でも、かわいい娘のために休息も取らずに働いていた。

 

だが、無常にもノックの音が執務室に響いた。

 

「今度は何だ？」

 

無駄な言葉は使わない。その時間も惜しい。

 

何とかなるかもしれない仕事の量だったのにと、

少しため息を付いてしまう。

彼女が部屋に篭って２日。

急な仕事で出かけていた彼が戻って来てスモール・レディに顔を見に行き、
「いい加減にしなさい」と怒ったところ事態は悪化してしまい、
部屋から一歩も出なくなってしまった。

失敗したかもしれないと思うも、時間が無い。

スモール・レディは他の人間の説得は無視していて、
機嫌が直ることも無く、部屋で一人でいるのだ。
食事も部屋で一人で取っている。
 

時間も無く、遊びに連れ出すのも出来ない今、
キングは娘と過ごす時間を何とか作り、機嫌を直さなければならないと、
休息も無く働いているのだ。

 

「キング。そろそろお休みになられては？」

 

ヒールの音と共に部屋に入ってきたのはマーキュリーだった。

新たな仕事でないことにほっとしながら、

 

「いや、これをこなしてスモール・レディと時間を…」

 

と返事をした。

 

彼の机には積まれた書類の山。

半日あれば終えることが出来る量とマーキュリーは見た。

 

「では、私が変わりに。キングは半日ほどお休みください。

………クイーンに言われましたよ？
 

『スモール・レディは寂しがりやだから、

私がいない間、エンディミオンに会わせてあげてね？』と。

代われる部分はこなしておきます。行って差し上げてください」

 

キング・エンディミオンは苦笑しながらも、礼を言って執務室を出た。

 

 

スモール・レディの部屋の前で、

彼女の好きなぬいぐるみやお菓子をたくさん抱え、

ノックする姿はどこにでもいる“父”の姿だった。

 

 

 

 

 

今回、一応喧嘩のつもりですが…、どうなんだろうｗ

二人が喧嘩をしたら折れるのは絶対キングでしょう。
そして仲介をするのはもちろんクイーンですｗ

怒るときはきちんと怒るけど、説得する時間が無かった今回は
事態を悪化させてしまいましたね。 

 

 こんな感じになってしまいましたが、いかがでしょうか？
 

感想など教えてもらえると嬉しいです。
お気軽にポチッと拍手等でどうぞ。
拍手だけでも嬉しいです。