紅月 ~scarlet moon~
ここは、セーラームーンの2次創作小説(駄文)と語りがメインのブログです。
推奨CP まもうさ
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セラムン2次駄文短編
10000hit記念で書いてる駄文(小説)です。
リクエストは
まもうさがラブラブ。
ついでに初期と前世に内部絡みが好き。
でした。
10000hit を踏んだturbo様と、いつもお越しいただいている皆様へ感謝を込めて
続きから
きんいろ の とびら 1
です。
リクエストは
まもうさがラブラブ。
ついでに初期と前世に内部絡みが好き。
でした。
10000hit を踏んだturbo様と、いつもお越しいただいている皆様へ感謝を込めて
続きから
きんいろ の とびら 1
です。
『どこ……?』
彼女の目の前には金色に光る扉が何枚も空中に浮かんでいる。
こんな景色見たことも、聞いたこともない。
こわい。
「………ょ」
『え?』
「こ……っ…ょ」
彼女が振り向くと、目の前には淡い金色の扉があった。
金に輝いているのは、本物かと思うくらいの三日月の絵。
どうして?
さっきまで、こわかったのに。
不思議なくらい、こわくないや。
彼女は、その扉にそっと触れた。
その瞬間、光が彼女を襲った。
★★★
彼女を包んだ光が収まって聞こえてきたのは、
「まったく。キング?そんな顔をしないでください」
という知らない人の声。
『え?』
彼女の目の前にいたのは女とキングと呼ばれただろう男。
見たことも無い衣装を纏った二人に彼女が驚いて体を引くと、
すっと後ろにいた女の人を通り抜けてしまう。
『な、なんでぇ?!』
「そうですよ。いつまでも新婚気分なんですから。
クイーンは妊娠中なんですよ?」
彼女が発した声は大きかったはずなのに、その場にいた3人は全く反応しない。
『ど、どうして?』
声を出しても、知らんぷり…なの?
「わかっている。けどね、寝室を別にしなくても良いだろう?
私にだって、知識があるんだ。
かまわないはずだろう、マーキュリー?」
声も聞こえないし、姿も見えないし触れない…のかな。
「そうですね。キングが其処まで仰るなら」
少し飽きれも入っている言葉を彼女は吐き出した。
後から入ってきたの女の人がマーキュリー…っていう人かな?
でも、きれいな部屋だな。
いいな、夢でいいからこんなお部屋に住みたい…、ん。夢?
ああ、これは夢なんだ。
そうだそうだと彼女は納得した。
夢なら、不思議な出来事もおかしくは無い。
だったら楽しまなくちゃ。
急に楽しくなってきた彼女は部屋をきょろきょろし始めた。
「そうねぇ……、クイーン。もう入ってもよろしいですか?」
女の人が話しを切り上げて扉をノックを聞き、彼女はその場に戻る。
返事を聞いて、女の人が大きな扉を開けた。
「ああ、ちょうど良かったみたいだな」
『きれぇ』
キングの声に誘われるように現われたクイーンを見ると、
そこにいたのは、真っ白いドレスを着た綺麗な女の人だった。
「これを選んでよかった。とても似合っているよ」
くらっとした。
男の人のこんな甘い声なんて聞いた事ない彼女は、
その声に一気に体温が上がってゆく。
あんな笑顔を向けられたら、顔が赤くなっちゃった。
彼女が火照った両手で顔を押さえていると、
二人がそっと寄り添って会話をし始めた。
「ありがとう。 。これ、マタニティにもなるのね?」
「ああ、 、だから選んだんだ。これから、君のお腹も大きくなるだろう?」
二人の名前が聞き取れなかった、残念。
「ちょっと、こんな所でいちゃつかないで下さいよ」
女の人の言うとおりだと思う。
二人は見てるこっちが恥ずかしくなるくらい、くっついている。
キングはクイーンの腰に腕を回し、
クイーンはキングの胸に寄り添ってる。
でも、いいなぁ。
あんな旦那サマ欲しいよ…。
彼女は幸せそうな二人を見て本気でそう思った。
あんな素敵な王子さまが本当にいたらいいのに。
彼女は愛おしそうにお互いを触れ合う二人を羨ましそうに見ていたが、
どこか違う場所からの何かが聞こえてくることに気が付き、
後ろを振り向いた。
「こっ…だ…ょ」
掠れた声が辺りに反響する。
『どこ?』
尋ねた彼女の声は、現われた金色の扉の中に消えていった。
これはラブラブだろう!と言いたい場面を書いてみました。
寝室を別にされるのを本気で嫌がるキングには困ったものですw
次の扉は… 2
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