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紅月 ~scarlet moon~

ここは、セーラームーンの2次創作小説(駄文)と語りがメインのブログです。 推奨CP まもうさ
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セラムン2次駄文 短編

さて、今回で最後です。

いや、このネタはやりたすかったです!
最初にリクエストもらった時は『お、おおい…』と思いましたがw
逆転な発想で、こんな感じになりました。

今回ちゃんと落としているので、ラストまでお楽しみに。

続きから

きんいろ の とびら 3

です。







『っと…』

眩い光が消えたとき、彼女の目の前にドレス姿の女性がいた。

三度目ともなると、落ち着いて周りを見て、どこだろうと考えている。

ブーケに純白のドレス、煌びやかな姿の女性たち。
これは、彼女の憧れ…

『ウ、ウエディングドレスだぁ!』

「きれいねぇ」

『うわぁ』

綺麗という言葉通りに、純白のウエディングドレスを纏う彼女は美しい。

今度は、ウェディングドレス…のあの人かな?
あれ…でも。
額に三日月のマークがないや。

……じゃあ、よく似た人…かな。

「ほんとだよ。すごい綺麗」

彼女たちが絶賛し、それを受ける彼女は幸せそうに笑い、
手元のブーケを彼女たちに見せるように、少し角度をつけて持ち上げる。

「ありがと~。まこちゃんお手製のブーケも綺麗だよ!」

彼女の小さな手に収まる『白』を基調としたブーケは、
ウエディングドレスと見事に調和が取れている。
ただ綺麗に、というだけでなく細やかな気配りがされている事が良くわかる。

「はは、ありがと」

素直な賛辞にまことは照れながらも、嬉しそうに微笑んだ。

「まったく、白無垢は写真だけなんだもの」

言葉は文句を言っているが、声はやわらかく、
彼女が心から祝っていることがよくわかる。

「はは、レイちゃんゴメンネ。やっぱり式はウエディングドレスがいいんだもん」

どこかさっきと違う彼女たちだけど、すごく幸せそうだ。

「そうよね~!やっぱり女の子の夢はウエディングドレスよね!!」
「「ね~」」

声を揃えて笑う彼女は自分のことのように幸せそうだ。

「幸せになってね」

瞳を潤ませ、ウエディング姿の彼女に笑いかけている彼女は嬉しそうに微笑んだ。

「うん!!」

ノック音が響いた部屋。

「「「「おめでとう」」」」

その声を受けた彼女が扉を見ようとするのに釣られ、
彼女も扉を見ると、
開いた扉の中には、どこか見覚えのある部屋があった。

『ここ…?』

一歩づつ足を進め、扉の中にゆっくりと足を進める。

黒いネコがベッドのに向かってぴょんっと跳ぶ。

『ネコ…?』

「まったく、ま~た衛さんに言われた事気にしてるの?」

『しゃ、しゃべったぁ?!』

布団の中からくぐもった声が聞こえる。

「しらないもん!あんなヤツ!!」

ネコって、しゃべれるの…?
でも、夢だもんね。

「でもね、衛さんの言ったことは…」

『……こ……』

あれ、なんか……ふぁふぁする。

「し・ら・な・い!!
それに、アイツが悪いの!!」

「もう、衛さんと一緒にいたあの女の人でも見習って、
も~すこし大人になってほしいわ」

声が、遠くなってく。

「も~~!!ルナのばかぁ!!」

『いつ…で…ね…の』

「も~」

響いてくる声を無意識に探す。

『え…?』

「アイツなんて!あんなデレデレしちゃってさ!!」

「『いいかげんにしなさい、うさぎ!!』」


★★★


「……?」

ママ…?

「もう、うさぎ。早く起きなさい!」

「あれ…?」

うさぎは目をぱちぱちしながら周りを見渡す。

何か、ここじゃないとこに、いた…よ~な?

「今日は進吾の入学式なんだから、
うさぎも早く起きて、見送りするんでしょ?」

ママの声でうさぎは今日は早起きするはずだったことを思い出した。

「ああ!そうだった!」

なんか、夢をみてた気がするんだけどな~。

「早くしなさ~い」

「は~い」





「プー?」

不思議そうに扉を見つめる女性に向かって、少女が問いかける。

「どうかしたの?」

「いえ。なんでもありませんよ、スモール・レディ」

彼女にはそう言ったものの、扉から感じる力に不思議な感覚を覚える。
ここには自分と、スモール・レディしかいないはずなのに。

いくつか時空の扉が開かれてしまった形跡がある。

しかもこの力は。

「クイーンは今日はどちらに?」

「ママ?
ん~~。今日はパパと会議で出かけてるよ?」

確かにクイーンの力を感じる。
だけど、あの方がもし扉を開くなら彼女に相談もなしで開く人ではない。

不思議な現象に彼女は頭を悩ませた。




という不思議なお話でした。

時空の扉のネタを一度はやってみたかったので、今回やってみました。
扉という言葉でオチがわかっていたら、悲しいですが。
知らなければ夢にだって見れませんからね~。
進吾君の入学式は小学校ですよ~。


いつの時も彼と彼女が幸せでありますように。


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