セラムン2次駄文 長編 第二幕（2）

えっと、お知らせです。
今日から12月まで多忙につき不定期になります。
今週本当はいろいろあげれそうだったのですが、
予定がたくさん入ってしまい、無理そうです（涙）
短編で、少し修正したいものが何本と、
長編を書き加えたいのがあるのですが、その修正も出来ず。

リクエストも書いてますが、載せるのは遅くなってしまいそうです。
すみません。


今日の長編には育子ママいらっしゃいました。


セラームーン　Ｉ　第二幕（2）

 

 

「記憶が……？」

みちるの問いかけに、亜美が答える。

「でも、私のことも、美奈子ちゃんの事も覚えていましたよね…」

「でも、衛さんのこと…」

美奈子が衛を見た。

衛は先ほどのショックからか、何も言わない。

 

コンコン

 

沈黙を破ったノックの音に、せつなが答えた。

「はい」

 

ガラッ

 

「あら、皆さん遅くなってごめんなさいね」

入ってきたのは育子ママだった。

衛は育子ママに気が付いて頭を下げた。

そして、育子ママに椅子を譲ろうと立ち上がる。

 

「あら、どなた？」

 

育子ママは衛を見て、そう尋ねた。

全員が驚き、何も言えなくなってしまう。

 

衛は育子ママを見て、微笑んだ。

 

「俺は……、彼女たちの友人です。

怪我をしてしまって、この病院にいたんですよ。

そしたら、はるか君に会いまして、送ってもらおうと、

……お見舞いに付いてきたんですよ。」

 

衛は不自然なほどにスラスラと答えた。

他の人間が何も言わないように。

 

「あら、そう。お怪我は平気なの？」

「はい。大丈夫です。」

衛は育子ママに感謝した後、はるかのほうを向いた。

「人が多くなってきたみたいだし、俺はロビーで待ってるから。」

はるかは肯いた。みちるも肯く。

「では、失礼します」

衛は部屋を出て行った。

部屋にいた彼女たちは何も言えずに彼を見送った。

 

 

育子ママはうさぎを見て、心配そうな顔をした。

「うさぎはまだ、眼を覚まさないのね」

「ええ、おば様」

美奈子が答える。

育子ママは入院に必要なものをかばんからだし、

ロッカーや、引き出しにしまい終わると、

ナースステーションへ挨拶に行った。

 

 

☆☆☆

 

 

「どういうことだ……？」

「うさぎちゃんだけじゃないの？」

まことと亜美が同時にしゃべる。

「でも…」

「とりあえず。

衛さんのことはうさぎには言わないでおきましょう」

「そうですね……」

皆が頷きあった。

 

「……ん～」

 

皆が一斉にうさぎを見て声をかけた。

 

「あれ……皆？」

うさぎがまた眼を覚ました。

今度はレイが、うさぎが起きるのを手伝った。

ぼーとするうさぎ。

首をかしげ、キョロキョロとあたりをみた。

「あれ？……さっき…」

「さっき？ああ。衛さんのことかしら？」

みちるが笑顔で答えた。

「まも…る…さん？」

うさぎは眉をひそめた。

「そう。うさぎの手を握ってらした。」

「え！！」

「でも、うさぎが握ってたからよ？」

うさぎの顔が一瞬で赤くなる。

「……そうだよなぁ。衛さん、戸惑ってたな～」

まことが笑いながら続けた。

「ええ？！」

うさぎが声を出す。

「……そうそう。ちょうど、うさぎちゃんがね、

椅子に座って手をベッドに置いた衛さんの手を握って～」

美奈子も続けて言う。

「し、知らないもん！！」

うさぎはぷぅっと頬を膨らました。

 

 

「さぁ。うさぎちゃんをからかうのは、

このくらいにして、新しい敵の話をしましょ！」

美奈子が元気よくしゃべった。

「敵………？」

うさぎが美奈子を見た。

「ああ。新しい敵が……」

「はるか！」

みちるがはるかの言葉を遮った。

「うさぎさん？」

ほたるがうさぎを見た。

うさぎは首をかしげた。

ほたるが何かの答えを求めているように思ったので、

自分の中の答えを言った。

 

「えっと……。ゲーム？」

 

第二幕（3）へ




中途半端です。（コレ言ったの何回目だろう……？）
ここから少ししたら本編に入りますが…。
載せるのは遅くなりそうです、すみません。


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