紅月 ~scarlet moon~
ここは、セーラームーンの2次創作小説(駄文)と語りがメインのブログです。
推奨CP まもうさ
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セラムン2次駄文短編
最近、昔の夢を見ます。
懐かしい思い出をふと思い出すと私も年をとったなぁと思います(まだ若いですがw)
続きから
きんいろ の とびら 2
です。
彼女の目の前にあるのは、木、木、木。
って、ここどこ?
先程の広い部屋がいきなり森に変わったのを、
驚きとともに理解する彼女に、
『うわぁ!!』
何かが迫ってきた。
と彼女が理解するより前に音が響いた。
キン!!
何かがぶつかる音が聞こえ、音の方向を見た。
男の人同士が剣を、ぶつけあっている。
もしかして、喧嘩…?
真剣に打ち合う姿に彼女は少し怖いと思いながらも、
好奇心に負け、彼らに近づいていった。
何度か打ち合った後、二人は離れた。
「マスター、邪念でも?いつもより剣先がぶれてましたよ?」
理由は明白だ。彼女がそこにいるからだろう。
彼は剣を振ってしまい、マスターの元へ歩き出す。
わぁ~、カッコイイ。
「な!クンツァイトこそ!ヴィーナス殿がいるからと!」
もう一人の男の人も剣をしまってこっちに歩いて…て、
あれ?さっきの…人かな?
「マスター。何度言えばお解りになるんです?私は」
クンツァイトが少し眉を寄せ、きっぱり言おうといたが、
「きゃっ」
という悲鳴のような声に遮られた。
彼女がぎょっとして振り返ると、
さっきの女の人が綺麗なお姉さんに支えられて立ってた。
「 、大丈夫かい?」
マスターが急いで彼女たちの元へと走った。
「 様。私が支えたのましたので」
彼女には名前が聴こえず、
4人にもっと近づこうと歩き出す。
「ああ。また抜け出されて、ヴィーナス殿に見つかったのですね」
クンツァイトがあの女性を見て、笑って言った。
「「クンツァイト!」」
さっきの男の人と綺麗なお姉さんが怒っているのに、
あの女の人は笑ってる。
よかった、喧嘩にはならなさそう。
「はい」
マスターはクンツァイトを見ると、
彼は頷き、ヴィーナスに顔を向けた。
「では、お説教は後ほどします。クンツァイト、
私の相手をしてくれない?」
ヴィーナスはにっこりと笑って、手に持っていた長剣をかちゃりと触った。
「ヴィーナス殿、何度言わせれば気が済むのです…」
彼はそれにため息を隠さずついて、二人から離れていく。
二人がゆっくり離れていくのを見ていたが、
やっぱり気になったのか、彼女はその場に残った。
なんか雰囲気が違う…。
先程の近さは彼女らには無く、どこか距離間が残っていた。
どうしてだろうという疑問を持ったまま、彼女は二人を見た。
「すまない。また怒られてしまうね」
彼が申し訳なさそうに笑うと、彼女は顔を左右に振って否定した。
「そんなこと!……だって、逢いたくって」
彼女の言葉に、彼は顔を少し赤らめて笑った。
「…も逢いたかったよ…」
恥ずかしそうに笑う彼女たちはやっぱり幸せそうだけど、
うわぁ。こっちが恥ずかしいよぅ。
二人は見つめあって、微笑みあっている。
頬を染めて、距離を意識して身体を寄せ合う姿は、
先程見た彼らとは全く違って見えたが、やはり幸せそうだ。
もしかしたら、あの二人の昔をみているのかなぁ?
そっと遠慮がちに手を握り合う姿を見ていた彼女に、
『は……く…』
掠れた声が聴こえる。
どこから聞こえるのかと、辺りを見回す彼女が見たのは、
金色の扉が開いたところだった。
『うわぁぁぁぁ!』
前世の二人はどこか初々しさがあって欲しいです。
微妙にクンヴィ入ってますが、これは私の趣味ですw
あの二人は大好きです。クンツァイト様も大好きですよ。彼よりヴィーナスのが好きですが。
さて、次の扉は… 3
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